アジアは貧しい?について
よく、GNP(国民総生産)を使ってその国の豊かさの判断材料とします。GNPに限って見ると、日本やシンガポールが突出しているのに対し、ラオスやカンボジアではその100分の1の数字に過ぎません。この数字の落差から見ても歴然としているように、同じアジア圏内にありながら、その所得差は大きく開きを見せ、豊かな国と貧しい国が混在している地域といえるでしょう。けれど、それは誰が判断したのでしょうか?数字が判断したに過ぎません。そもそも何をもってして貧しい豊かであると判断するのでしょうか。貧困の目安として1日あたり1ドルで生活出来るかどうか、というものがあります。しかしこの基準は、今の日本では到底不可能な基準である一方、物価の安い国では決して実現不可能な話ではないのです。また貧困の目安として、持っている衣服や住んでいる住居の広さなどを挙げる場合もあります。この基準で貧困と定義された人たちには、救済策として衣服や食物などが支給されるでしょう。しかし与えられる一方の衣服や食物を漫然を受けとる生活は、果たして貧困ではない、と言い切れるのでしょうか。この問題の難しさに、世界的にもGNPが高く、豊かであるとどの国もが認める日本の若者が、自分は幸福ではないと思っている割合が、他の国よりも突出して高いという結果もあります。豊かではあるけれど幸福ではない。この一見矛盾とも言える問題に首を傾げたあなた。百聞は一見にしかずです。まずは日本を飛び出して、アジア圏を回ってその目で確かめてみませんか。